「ハラスメント行為」をめぐり、フィギュアスケート織田信成さんと濱田美栄コーチが、互いに損害賠償を求めていた裁判。
2019年に始まった裁判が、約3年経過して、ようやく判決。世間では、すっかり忘却していた訳ですが・・・

訴状などによりますと、バンクーバーオリンピックフィギュアスケート男子の元日本代表・織田信成さんは、母校・関西大学のアイススケート部で監督をしていた際、濱田美栄コーチから無視や陰口といった嫌がらせを受け、目まいや吐き気を感じたなどとして慰謝料など1100万円を求めていました。

一方、濱田美栄コーチ側も「記者会見などでハラスメントがあったかのような印象を抱かせた」などとして、織田さんに対し330万円の賠償を求めていました。
織田さん「濱田コーチが嫌がらせしてくるので、問題を相談しても、意見をするとハラスメントがエスカレートするんじゃないかと思って、何かあったら静かにしていました」
濱田さん「人をおとしめることは犯罪だと思っています。ちゃんとした裁判所の結果がほしいです」
法廷では、食い違った意見。
大阪地裁は、以下の判決・・
「織田さんが、ハラスメントだと主張する行為は、元々、濱田コーチに対して有している印象や、その時々の織田さんの心理状態、主観的な捉え方や受け止めにも左右されるおそれがある」
「織田さんは監督として、異なる立場の濱田コーチから選手の指導方針や部の運営方針などについて批判的な意見や対応などを受けるのも、社会通念上許容されるものである限り受忍すべきで、直ちにハラスメント行為に当たるとは認められない」
濱田コーチがハラスメント行為や嫌がらせを行う人物であるかのような印象を抱かせ、社会的評価を低下させた、という事で、織田さんに対し、220万円の支払いを命じる・・
結局、織田さんが、必要以上に、濱田コーチに、ビビって、セクハラを受けたと大騒ぎしてしまった、という事・・??
織田さん、この判決を聞いて、また、号泣したのでしょうか・・



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